スタッフブログ

中四国地方民医連薬剤師交流集会

2015年12月10日

中四国地方民医連薬剤師交流集会が、今年は広島で11/2811/29の2日間行われました。

1日目は各病院・薬局の取り組んでいることを発表する「演題発表」、広島協立病院の青木克明医師による学習講演「被ばく者に寄り添って」が行われました。

 

 

演題発表では全部で9つの取り組みが発表され、その中で特に印象に残ったのが、私が薬局勤務ということで山口県・上宇部あおば薬局の「気になる患者“キニカン”への多角的アプローチ」と、愛媛県・松山ハロー薬局の「在宅における多職種連携」でした。

 気になる患者“キニカン”への多角的アプローチでは、気になった患者がいるとピックアップして声掛けだけでなく電話や訪問をし、どのようなアプローチをしていくか報告会でその都度方向修正して、定期受診やコンプライアンスの改善、経済的な薬物治療の提供に結び付けていました。

在宅における多職種連携では、在宅患者の症例を振り返り、他職種との情報共有や連携においての今後の課題を考察していました。患者の日常生活の問題点を知るために、訪問看護師と時間を合わせて訪問したり、連絡ノートを使ってやりとりしているのが印象的でした。

どちらも他者との関わりが大切であることがわかる発表でした。私は在宅では直接的にはほぼ患者さんとのやりとりしかありませんが、訪問看護師の方と時間を合わせての訪問はとても参考になりました。他職種との連携ももっと密にして、よりよい在宅医療にしていきたいと思いました。

 

被ばく者に寄り添ってでは広島民医連の被爆者医療についてや原爆症集団訴訟による認定制度の改善、在外被爆者支援などについてのお話を伺いました。現在広島民医連では被爆者援護を活動の柱の1つとし、広島市の被爆者検診や被爆2世検診を精力的に行っていますが、その他にも在外被爆者の支援を行っていると聞き海外にも多くの被爆者がいることに驚きました。その他にも被爆者認定の訴訟が未だに続いていることも知らなかったので、自分の勉強不足さを感じたお話でした。

 

交流会では同じテーブルになった方たちとは仕事の話でも盛りあがりましたが、なんと元麻薬Gメンがいてそちらの話に夢中になってしまいました。


 

 

 

 

 

他にはクイズやビンゴ大会、けん玉リレーなどで盛り上がりました。クイズは広島県にまつわる内容でしたが、優勝者は愛媛の方でした() 

 

2日目は平和記念公園での碑めぐりと平和記念資料館の見学でした。碑めぐりではそれぞれの碑にまつわる話をピースナビゲーターの方から教えていただきながら巡りました。


これは「原爆の子の像」です。これは佐々木貞子さんという方がモデルになっているそうです。佐々木貞子さんは2歳で被爆し、10年後に亡くなったそうです。今までも学生の時に平和学習はありましたが、像や碑を建てた                                               経緯や、それらにどのような思いが込められているかなど人々の平和への強い思いを改めて知り、命の尊さを実感しました。

 

平和記念資料館には被爆者の遺品や被爆の凄惨さがわかる物が数多く展示してありました。中には生々しくて目をそらしてしまうものもあり、原爆投下後の広島の惨状を物語っていました。

 

その後はホテルに戻り、2日間の内容をみんなで話し合う分散会を行いました。私のテーブルでは病院や薬局での患者さんとのやりとりについての意見が多く上がっていました。認知症で薬を渡したことを忘れて電話をかけてくる方や、在宅で自宅にあがられるのを嫌がる方などもいるので、そういった方たちとどのように関わっていけばいいのか話し合ったりしました。すぐに答えのでるものでもなく、今後の課題となりましたが、仲間と共に問題解決に取り組む意識こそが人の助けとなり自らを高める源であると感じました。

 

患者さんのために薬剤師として自分になにができるのか、日々考えながら仕事をしていますが、今回の中四国地協薬剤師交流集会では改めて患者さんに寄り添うことの大切さを再確認することができました。

saki

ページ上部へ